レディースクリニックゆう

金沢市の鍼灸 整骨院 中国医学《ゆう鍼灸接骨院》

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多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

両側の卵巣が腫れて大きくなるとともに卵巣の膜が増殖して肥厚し隆起を作るので、見た目が牡蠣の殻のようになります。
不妊、多毛、男性化徴候を呈するが、それらを伴わないケースも多いので卵巣の形態学的変化と不妊を中心とした症状ととらえ多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と呼ばれます。

原因

①インスリン抵抗性 インスリン抵抗性とは、インスリンが体に作用しなくなった状態のことをいいます。
インスリンが作用しなくなるとインスリンの分泌が増えて高インスリン血症となります。
そうなると男性ホルモン(アンドロゲン)を産生する細胞を活性化させたり、増殖させたりするので男性ホルモン(アンドロゲン)が増産します。

②卵巣の変調
卵胞発育の初期は男性ホルモン(アンドロゲン)はFSH(卵胞刺激ホルモン)作用を強めるので多数の卵胞が発育を開始します。
 しかし、高アンドロゲン環境下では女性ホルモン(エストロゲン)の産生が不十分になり、卵胞の発育を継続できず、萎縮してしまいます。

③視床下部の混乱
男性ホルモン(アンドロゲン)は脂肪組織のアロマターゼにより女性ホルモン(エストロゲン)に代謝されます。
脳にある視床下部という部分に豊富な女性ホルモン(エストロゲン)が届くと、排卵間近と勘違いしてしまいGnRHの分泌の亢進により下垂体から大量のLH(黄体ホルモン)が分泌されます。
LH(黄体ホルモン)は男性ホルモン(アンドロゲン)を産生する細胞の増殖を促すので、男性ホルモン(アンドロゲン)が増産され悪循環に陥ります。

症状

・月経異常
 卵胞が成熟しない本症では排卵がなく、無月経、希発月経、無排卵周期症を呈します。
・不正性器出血
・不妊
・多毛、にきび、低音声、陰核肥大などの男性化徴候(我が国ではその頻度は高くありません)
・肥満

西洋医学的な治療法

①インスリン抵抗性の改善
 肥満体の場合はまず減量を行います。
 インスリン抵抗性改善薬を用いる場合もあります。

②挙児希望のない場合
 子宮内膜増殖症と子宮体癌の予防のために月経を誘発します。
 Holmstrom療法、低用量経口避妊薬を行います。

③挙児希望のある場合
Ⅰ.クロミフェン療法
安全性が比較的高いのですが、排卵に至るのは約50%、妊娠するのは約10%で無効のケースもかなりあります。
 長期間使用すると更年期症状を来たすことがあります。
Ⅱ.ゴナドトロピン療法
 クロミフェン療法が無効の時に初めて適応になります。
 排卵率は約80%、妊娠率は約30%に達し、クロミフェン療法より成績は優秀です。
 ただし卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と多胎妊娠という副作用があります。
Ⅲ.外科療法
 こちらもクロミフェン療法が無効の場合に適応となります。
 侵襲性の低い腹腔鏡下卵巣焼灼術が行われます。
 レーザーや電気メスで卵巣の小嚢胞を開窓し、内容液を排出させる手術です。
 排卵率、妊娠率はゴナドトロピン療法と比べて遜色ありません。
 ゴナドトロピン療法に伴う副作用がないという利点がある反面、ある程度の侵襲が伴うという欠点があります。

当院での治療法と特徴

  • オーダーメード鍼治療
    :お一人お一人の症状に必要なツボを絶妙に組み合わせ、最適な深さ・角度を判断した鍼治療(様々な手技含む)
  • 漢方灸治療
    :十数種類の漢方生薬配合の灸を一番必要なツボに使用
  • 漢方外用治療
    :卵巣のツボから漢方薬を浸透
  • オーダーメード漢方治療
    :お一人お一人に必要な本場中国漢方生薬を組み合わせた治療
  • 吸い玉治療
    :必要なツボの深部にまで及ぶ吸圧の影響により治療
  • 梅花鍼治療
    :卵巣のツボと関連した経絡を広範囲に治療

副作用が無い
不正性器出血の改善
月経異常の改善
内分泌検査、経腟超音波検査の正常化
再発のない完治が可能 西洋医学的な治療との併用が可能

*当院では、漢方薬の配合とされている君臣佐使という理論に基づいた選穴を行っています。
その考え方は、弁証論治または弁病論治(君穴)、弁病論治または弁証論治(臣穴)、対症療法(佐穴)、脾胃の保護(使穴)である。つまり、臓器の機能のみならず、器質的病理的変化のある慢性疾患には、治療効果を得る為に、治療の量を積み重ねる一定の期間が必要なので、穴処方の内容は佐穴と使穴は多少の加減はあるが、君穴と臣穴の変更は頻繁に行いません。