レディースクリニックゆう

金沢市の鍼灸 整骨院 中国医学《ゆう鍼灸接骨院》

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黄体機能不全

黄体機能不全とは

本来14日間(±2日間)存続するようにセットされている黄体期が短縮したりエストロゲン(女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が低下したりする病態です。
排卵性頻発月経、消退出血を来たします。
また、黄体は子宮内膜をふかふかの状態へと導くので、この機能が衰えれば受精卵の着床障害が起こり、不妊や習慣性流産をもたらします。

黄体機能不全の原因

①視床下部-下垂体機能異常
卵胞刺激ホルモンの分泌不足や卵胞刺激ホルモン(FSH)/黄体ホルモン(LH)比の低下により、黄体細胞の元となる顆粒膜細胞の成熟が障害され、黄体機能不全につながります。
また、黄体ホルモン(LH)は黄体化を促すホルモンなので、分泌不足になると黄体機能不全になることは想像に難くありません。
さらにプロラクチン(PRL)分泌異常も考えられます。
詳細は不明ですが、黄体機能不全の10~20%に高PRL血症の合併があり、PRL分泌の抑制によって黄体機能が改善することから、何らかの悪影響を及ぼしていることは間違いありません。

②卵巣の異常
卵巣に黄体を退行させる未知の要因があれば、黄体機能は損なわれます。

③子宮内膜の異常
子宮内膜にはエストロゲン(女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)受容体が発現していますが、受容体の機能が損なわれていれば、いくら黄体がエストロゲン(女性ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌しても子宮内膜は分泌期に移行しません。

黄体機能不全の検査

①基礎体温
黄体期は高温相を形成するので、本症ではその期間が短縮します。
原則として高温相が10日以内で本性を疑います。
また単なる短縮だけでなく、高温相の途中で一過性に体温が低下するパターンも本性を示唆します。

②血中Pg値
プロゲステロン(Pg)産生の主たる器官は黄体なので、本症では血中Pg値の低下を認めます。
黄体期のPg値はしばしば大きな日内変動を示すので、単回の測定では評価が困難です。
原則として、黄体中期(高温相の5~9日目)に2回以上測定し、いずれも10ng/ml未満であれば、本性を疑います。

③子宮内膜日付診
本症では、子宮内膜の分泌期への移行が完全には行われません。
基礎体温から排卵後の経過日数を調べたうえで(原則として黄体中期)子宮内膜を採取します。
基礎体温上は7日目でもあるにもかかわらず、分泌期への移行が不十分で、組織学的に排卵後3日目の所見しか得られなければ、この患者の子宮内膜は4日遅れていることになります。
これが子宮内膜日付診です。
原則として、2日以上のずれがある場合、本性を疑います。
また、子宮腺のバランスの悪さも本性を示唆する所見です。
子宮内膜採取は侵襲性を伴うので、繰り返しの実施は困難です。

④高PRL血症
前述のように、本性はしばしば高PRL血症を合併しており、血中PRL値の測定をします。

西洋医学的な治療

①黄体ホルモン補充療法
排卵後2~3日目から10日間プロゲステロン(Pg)を連日注射または経口投与し(長時間作動型プロゲステロン製剤を1回注射する方法もあります)、不足するPgを補充します。

②黄体機能賦活療法
排卵後2~3日目から黄体ホルモン(LH)作用をもったhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を複数回注射し、黄体化と機能賦活を促します。

③排卵誘発法
本症では排卵を認めるものの、しばしば遅延するのでこのようなケースにはクロミフェンが適応になります。
排卵誘発によって黄体機能の改善を認めるだけでなく、不妊治療も兼ねることができます。

④ドパミン受容体作動薬
高PRL血症を合併するケースには、ブロモクリプチンやベルゴリンなどのドパミン受容体作動薬が有効です。

当院での治療法と特徴

  • オーダーメード鍼治療
    :お一人お一人の症状に必要なツボを絶妙に組み合わせ、最適な深さ・角度を判断した鍼治療(様々な手技含む)
  • 漢方灸治療
    :十数種類の漢方生薬配合の灸を一番必要なツボに使用
  • 漢方外用治療
    :卵巣や子宮のツボから漢方薬を浸透
  • オーダーメード漢方治療
    :お一人お一人に必要な本場中国漢方生薬を組み合わせた治療
  • 吸い玉治療
    :必要なツボの深部にまで及ぶ吸圧の影響により治療
  • 梅花鍼治療
    :卵巣、子宮のツボと関連した経絡を広範囲に治療

副作用が無い
黄体機能不全の改善
黄体機能不全の原因別の治療が可能
月経異常の改善
不妊症、不育症の改善
再発のない完治が可能
西洋医学的な治療との併用が可能

*当院では、漢方薬の配合とされている君臣佐使という理論に基づいた選穴を行っています。その考え方は、弁証論治または弁病論治(君穴)、弁病論治または弁証論治(臣穴)、対症療法(佐穴)、脾胃の保護(使穴)である。つまり、臓器の機能のみならず、器質的病理的変化のある慢性疾患には、治療効果を得る為に、治療の量を積み重ねる一定の期間が必要なので、穴処方の内容は佐穴と使穴は多少の加減はあるが、君穴と臣穴の変更は頻繁に行いません。